母が車の運手をやめて
約40年間、車を運転してきた母が車を売り運転をしなくなったのは去年のこと。
最終的なキッカケは車検がきたからでした。
その前の車検時にも母に「そろそろ車の運転をやめたらどうか」と伝えてました。
帰省時に母の運転する車に同乗すると明らかに反射神経が鈍り、ウインカーよりもブレーキが先だったり、フラフラ脇見をしたり、駐車場の車庫入れが上手くできなく斜めになって駐車したりと運転に怪しさを感じていました。
しかも北海道、雪道やアイスバーンもあるので本当に心配でした。
(私は車を運転していたのでわかりますが、姉は運転免許がない為、車の運転についてわかっていないので、平気で冬の吹雪でも母に車を運転させていました。(汗)
車を運転することが出来る人、運転出来ない人では、高齢者が運転をするという認識・考え方にギャップがあると思われます。)
母は、
「車がないと行きたいところにいけない。」
「まだ、運転は大丈夫!」と言っていました。
実家は比較的便利で交通機関・駅からも近いところにありますが、やはり北海道。車がなくなれば間違えなく不便になるのがわかる気がする・・・
それではと、「高齢者標識(四つ葉のマーク)をつけたらどうか」と提案するも返事さえしない!無視!(笑)
要は「他の高齢者と一緒にしないで!」と言う感覚!?
私的には高齢者標識(四つ葉のマーク)を車につけることによって「初心者マーク」同様、周りの車に認識してもらえて双方にとって安全なのではと思って話したのになぁ。
昔はそんな頑固ではなかったのに、やはり老いるとそうなるのですね。(いずれは私もそうなる。)
ニュースで高齢者の事故を知る度に他人事とは思えず。そんな母の運転を知っているし、母は大丈夫と言うし・・・家族としては本当に不安でした。
じゃあ、どうやって辞めさせようかなぁと。
「高齢者は事故が多い。」ことを強調して話をするとアレなので、年金生活で車にかかる経費・ランニングコストのこと強調して話をしたりもしていました。
とは言え、最終的には本人の決断でしたが、母は最後の最後まで車を手放すことへの不安がものすごくあり、悩みに悩んでいました。
確かにずーっと運転してきて、しかも運転が好きだったと言うのですから相当悩んだと理解ができます。
で、車を売って運転しなくなってからの母は・・・
明らかに母の様子がおかしくなってきました。ちょっと鬱な感じ。
外に出る機会が全くないわけではないのですが、「自由に、好きな時に」自分の思うように動けなくなったのがとてもストレスになり、外出する気力がなくなってしまったのか精神的に不安定になってしまいました。
そして先日、高齢者による死亡事故がありましたね。
あの話が他人事には思えなく、思わず今回書いてしまいました。
変な話、母が単独事故を起こす分にはまだ良いと思っていました。人様を巻き込むことだけはどうしてもして欲しくなかった。
で、母はありがたくも運転することをやめてくれました。
しかし、精神的に不安定に。
そんな精神不安定にさせてしまって本当に申し訳ないと言う気持ちが正直もの凄くあります。
が、これでよかったんだとも思います。
特に地方は車がなければ生活できない地域もあり、一概に高齢者から運転免許証を返納してもらえばいいとは言えませんが、高齢者への運転資格の在り方と運転しなくなった人への何らかのフォローも必要なのではと思った次第でした。
冬が長い北海道。
雪が降れば空はグレーになり、心もグレーになりやすい。
それは、冬にも普通に青空がある東京に移り住んでから気がついたこと。
やっと北海道も春。
青空、太陽が母を北の誰かを元気にしてくれますように!
1週間を通して寒暖差がなくなってきた今日この頃。とても嬉しく思います。
明日も暖かい東京になりそうです。
暖かいところにいる方も暑いところにいる方も寒いところにいる方も、
明日もよい1日でありますように。
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Ezola