自由人の気ままブログ

ゆるーく、自由に自分の好きなことを書いています。

母、運転免許返納で物忘れが・・・

先日、自動車の免許証の更新で免許センターに行ってきました。

センターには高齢者の相談窓口なるものも設置されていました。

講習中、講師の方が月曜から金曜日まで1日80名くらいの高齢者講習に来ることを話していました。

 

 

さて先日、母が上京し1日、時間を共に過ごしました。

前回会ったのはお正月。あれから半年。

かなり物忘れが激しくなっていました。

今年の春先に認知症が心配で地元の家族と一緒に病院に行って検査をしてもらったところ、加齢による物忘れはあるが認知症までではないとのことで、母本人も「自分は認知症ではない!」と自信を取り戻してきたところでしたが、やっぱり一緒に時間を共にすると、すぐ前に言ったことを忘れたり、話のつじつまが合わなかったり。

話を聞いている私も段々とムカついてきて、その態度に母も怒り、険悪な時間を過ごすことに。

母が帰ってから冷静になって考えてみると、自分でもトンチンカンな話をしていること・忘れてしまったことに気がつき、それを不安に思っている母を気の毒に思います。でも、なかなかいつも優しくはできないのですが。

 

前もブログに書きましたが、車を約40年ずっと運転していた母が免許を返納したことによって、今まで行きたいところに行きたいタイミングで自由に車で行けたのにそれが出来ず不自由になったこと、それによってタクシーなどを利用してまで外出しなくなったこと・外出する気力がなくなってしまったこと、それによって引きこもり、人と接触することが少なくなり・・・もの忘れが一気に激しくなりました。

母本人も自動車の運転をやめたことがこのような物忘れ・気持ちが沈み・体調不良を作った原因であるという自覚があります。

 

母は本当に長い時間をかけて考えた末に運転をやめました。私が「運転、もうやめたら?」と言ってからも決めかねて、車検を1回更新の後の決断です。

 

長いこと考えて出した決断に本当に感謝の気持ちでいっぱいですが、今の母の物忘れの悪化をみると私が母に望んだのは本当によかったのかなぁと思ったりします。

 

 

先日ラジオで高齢者の免許返納の話をしていました。

高齢者のインタビューを聞いていると、人それぞれ価値観が違うのですが、「自分が運転に自信が持てなくなったら・・・」的なことを言っていました。たまたまインタビューを受け人がそう言っているのか。

うちの母もそうですが、結構、運転に自信がある高齢者、多そうです。その自信はどこから・・・

自分を過大評価しているのでは?

そんな人が運転に自信が持てなくなる時っていつだろうか・・・

その時は遅かった・・・と、いうことにならないのかなぁ。

 

年齢だけで免許を返納させるのもどうかと思います。

免許センターの講師の方が言っていましたが、センターでは高齢者ドライバーには高齢者講習と認知症の検査をしているとのこと。

 

認知症の検査では「記憶力と判断力」を検査しているようですが、判断力ってどの程度なのでしょうか。

私個人的には高齢者は動体視力?反射神経?の検査をした方はいいのではないかと思います。それって判断力と一緒ですかね。

どの程度の検査かわかりませんが、「アクセルとブレーキを踏み間違える」とか「アクセルとブレーキを踏み間違えたことにすら気づかない」ような人たちに免許証を交付する検査なら事故は減らないと思います。

あと、母が嫌がっていた高齢者用のマークをつけることを是非、義務化してほしいな。

(母は年をとると頑固になり、「自分は他の高齢者とは違う」と言う変なプライドが出てきました。→他の高齢者が付けるマークなんて付けたくない。一緒にしないで的に私の提案をひたすら無視し続けた母。笑)

 

ただ高齢者から免許証を返納させるだけではなく、母のように車を運転しなくなったことによって、物忘れ・認知症に拍車がかからぬように前もって事前準備、車から公共の乗り物に徐々にシフトしていく練習期間も必要なのかも。

 

 

もし、みなさんの周りに免許証の返納を考えている方がいらしたら・・・

私の母のようになる可能性もあるということをちょっとだけ頭の片隅に置いていただければ幸いです。

 

 

私の母がこれ以上物忘れが進みませんように!

そして、同じような思いをする方が増えませんように。

 

 

穏やかな夜を!

 

 

 

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お読みいただきありがとうございました。

私のブログの内容は以前の記事と重複することがあります。ご了承ください!

どなたかの何かのエッセンスになれればうれしいです。

 

Ezola